住宅ローンの借換えの金利は?相場と借入額ごとの利息の目安

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住宅ローンの借換えの金利の相場と、借入額ごとに利息がいくらになるかを整理しました。数字を確認したうえで判断するための記事です。

住宅ローンの借換えの基本情報

分類 まとめる
金利 年0.3〜2.0%
審査 審査あり
関係する制度
月間検索数 約22,200回

金利の目安

住宅ローンの借換えの金利は年0.3〜2.0%が目安です。事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。

借入額ごとの利息

年2.0%で借りた場合、1年間の利息の目安は次のとおりです(元金を減らさずに1年間借りた場合の単純計算)。

借入額 年利率 1年間の利息の目安
10,000,000円 年2.0% 約200,000円
20,000,000円 年2.0% 約400,000円
30,000,000円 年2.0% 約600,000円
50,000,000円 年2.0% 約1,000,000円

実際には返済にともなって元金が減るため、利息はこれより少なくなります。毎月の返済額を増やせば、支払う利息の総額は減ります。

返済シミュレーション

年2.0%(上限金利)で借りた場合の毎月の返済額と総額の試算です。元利均等返済で計算しています。

借入額 返済回数 毎月の返済 返済総額 うち利息
20,000,000円 120回 184,027円 22,083,240円 2,083,240円
20,000,000円 240回 101,177円 24,282,480円 4,282,480円
30,000,000円 240回 151,765円 36,423,600円 6,423,600円
30,000,000円 360回 110,886円 39,918,960円 9,918,960円
50,000,000円 360回 184,810円 66,531,600円 16,531,600円
50,000,000円 420回 165,631円 69,565,020円 19,565,020円

返済回数を増やすと毎月の負担は軽くなりますが、支払う利息の総額は増えます。同じ借入額でも回数が倍になると利息はおおむね倍になります。

実際の返済額は各社の計算方法や返済方式によって異なります。契約前に必ず各社のシミュレーションで確認してください。

住宅ローンの借換えで先に見ておきたいこと

  • 一本化後の金利が現状より低いかを確認する
  • 返済期間が延びると利息総額は増える
  • 手数料を含めた総額で比べる
  • 完済までの期日を明確にする

住宅ローンの借換えに関係する法律

住宅ローンは貸金業法の総量規制の対象外です。借換えにあたっては、抵当権の設定・抹消に登録免許税と司法書士報酬がかかります。

「まとめる」のなかでの位置づけ

「まとめる」のうち金利が分かっている4項目を順に並べると、住宅ローンの借換えは1番目です。この分類の中央値は年3.0〜15.0%で、住宅ローンの借換えはそれより低い側にあります。

この金利が低い側の端にいるのが住宅ローンの借換え自身(年0.3〜2.0%)で、高いのは借換えローン(年1.5〜15.0%)です。上下で約7.5倍の開きがあります。

「まとめる」の5項目を並べる

「まとめる」に分類される項目を金利の順に並べました。住宅ローンの借換えの位置づけを確かめてください。

項目 金利 特徴
リボ残高の一括返済 リボ払いの残高をまとめて返し、手数料の発生を止める。カード会社の窓口かアプリから手続きする。
住宅ローンの借換え 年0.3〜2.0% 残高の大きい住宅ローンを別の金融機関に移して金利を下げる。残高と残期間が大きいほど効果が出る。
奨学金の借換え 年1.0〜4.0% 日本学生支援機構などの奨学金を、銀行や労働金庫のローンに借り換える。返済先を一本化できる。
おまとめローン 年3.0〜15.0% 複数の借入を一本化する商品。
借換えローン 年1.5〜15.0% いまより低い金利のローンに乗り換える。

住宅ローンの借換えを調べている人はどれくらいいるか

住宅ローンの借換えは月におよそ22,200回検索されています。本サイトで検索数を計測した79項目のなかで20番目です。

広告のクリック単価は1.94ドル前後です。単価が高いほど、その分野で費用をかけて集客している事業者が多いことを意味します。

検索数が多いほど関心が高い一方、情報も多く出回っています。数字は判断材料のひとつとして見てください。

住宅ローンの借換えの近くにある項目

住宅ローンの借換えと検索されている回数が近い項目を、ほかの分類から拾いました。関心の大きさが同じくらいのものを並べると、全体のなかでの位置がつかめます。

項目 分類 月間検索数 金利・費用
ブラックリスト 審査 22,200
タッチ決済 カード 22,200
信用情報の開示 審査 22,200 500〜1,500円
債務整理 返済が苦しい 27,100 0〜500,000円

住宅ローンの借換えとはどういうものか

残高の大きい住宅ローンを別の金融機関に移して金利を下げる。残高と残期間が大きいほど効果が出る。

住宅ローンの借換えを選ぶとよいケース

条件を比べて選びたい場合に向いています。

借りる前に確認すること

  • 毎月いくらなら無理なく返せるかを先に決める
  • 返済総額(元金+利息)で比べる。月々の額だけで判断しない
  • 複数社の条件を同じ借入額・同じ期間で並べて比べる
  • 繰上返済に手数料がかかるかを確認する

住宅ローンの借換えで勘違いされがちなこと

「審査なしで借りられる」業者は違法の可能性が高い

貸金業者は返済能力の調査が法律で義務づけられています。審査なしをうたう業者は無登録営業の可能性があります。契約しないでください。

「毎月の返済額が少ない=負担が軽い」ではない

月々の額を抑えると返済期間が延び、支払う利息の総額は増えます。必ず返済総額で比べてください。

「ブラックリスト」という名簿は存在しない

実際には信用情報機関に事故情報が登録された状態を指す通称です。登録期間は概ね5年で、期間が過ぎれば消えます。

住宅ローンの借換えで条件によって変わるところ

銀行のカードローンは地方銀行や信用金庫にも商品があり、地域によって金利が異なります。地元の金融機関のほうが条件がよい場合があるため、大手だけでなく地域の金融機関も比べてください。相談窓口の設置状況も自治体ごとに違います。

住宅ローンの借換えについて相談できるところ

住宅ローンの借換えについて判断に迷う場合、次のところで確認できます。

窓口 確認できること
法テラス 借金と債務整理の法律相談。収入が一定以下なら無料
消費生活センター(188) 契約トラブル、違法な取り立て、多重債務の相談
日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター 貸金業者に関する相談と苦情
各社のコールセンター 返済が遅れそうなときの事前相談。早いほど選択肢が多い

住宅ローンの借換えでよく出る質問

住宅ローンの借換えの金利はどれくらいですか?

年0.3〜2.0%が目安です。事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。

「まとめる」のなかで住宅ローンの借換えの金利は高いほうですか?

「まとめる」のうち金利が分かっている4項目を低い順に並べると住宅ローンの借換えは1番目です。もっとも低いのは住宅ローンの借換え(年0.3〜2.0%)、高いのは借換えローン(年1.5〜15.0%)です。

住宅ローンの借換えはどんなときに向いていますか?

条件を比べて選びたい場合に向いています。残高の大きい住宅ローンを別の金融機関に移して金利を下げる。残高と残期間が大きいほど効果が出る。

住宅ローンの借換えのまとめ

  • 金利の目安は年0.3〜2.0%
  • 審査は審査あり
  • 月間検索数は約22,200回

事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。

「まとめる」の関連項目

住宅ローンの借換えについて実際によく調べられていること

検索されている質問のうち、住宅ローンの借換えに関係するものを5件取り上げて、このページのデータで答えます。

住宅ローンの借換えとはどういうものですか?

残高の大きい住宅ローンを別の金融機関に移して金利を下げる。残高と残期間が大きいほど効果が出る。金利の目安は年0.3〜2.0%です。

審査あり。事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。

住宅ローンの借換えを選ぶときはどの数字を見ればいいですか?

見るべき数字は3つです。住宅ローンの借換えの金利は年0.3〜2.0%です。

見る数字 なぜ見るのか 確認する場所
上限金利 実際に適用されるのは審査結果による。下限では計算しない 公式サイトの表示と契約書面
返済総額(費用総額) 毎月の負担が軽いほうを選ぶと、支払う総額は大きくなる 各社のシミュレーション
いつ終わるか 期間が延びるほど利息は増える。終わりが見えない状態を作らない 返済回数・完済予定日

残高の大きい住宅ローンを別の金融機関に移して金利を下げる。残高と残期間が大きいほど効果が出る。事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。

住宅ローンの借換えはどれくらい調べられていますか?

住宅ローンの借換えの月間検索数は約22,200回、広告のクリック単価は約1.94ドルです。クリック単価が低めなので、検索結果は比較的、情報を整理した記事が上位に来やすい分野です。

広告が多い分野では、条件のよい部分だけを強調した表示に出会いやすくなります。金利は「年0.3〜2.0%」のように幅で示されますが、実際に適用されるのは審査結果によります。下限の数字だけで判断しないでください。

住宅ローンの借換えのあとに追加で借りてもいいですか?

まとめたあとに元の借入先を使って再び借りると、借入総額はまとめる前より増えます。これがもっとも多い失敗です。

まとめると同時に、元のカードやローン契約は解約してください。契約が残っていると、枠が空いた状態になり、いつでも借りられてしまいます。事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。

住宅ローンの借換えで気をつけることは何ですか?

先に押さえておきたいのは次の点です。事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。

残高の大きい住宅ローンを別の金融機関に移して金利を下げる。残高と残期間が大きいほど効果が出る。判断するときは、①総額でいくら払うか、②いつまでに終わるか、③途中で条件が変わらないか、の3点を確認してください。毎月の負担額だけを見ると、期間が延びた分の利息が見えません。

上限金利で見た住宅ローンの借換えの位置

上限金利が分かっている30項目を小さい順に並べると、住宅ローンの借換え(年2.0%)は下から2番目、全体の3%の位置にあります。中央値は年15.0%、いちばん小さいものが年1.5%、いちばん大きいものが年1825.0%です。

水準 上限金利 該当
もっとも小さい 年1.5% 生活福祉資金貸付
住宅ローンの借換え 年2.0% 全体の3%の位置
下から4分の1 年8.0%
中央値 年15.0%
上から4分の1 年18.0%
もっとも大きい 年1825.0% 闇金

下位4分の1に入ります。この帯は金利が低い帯です。審査に時間がかかるか、使い道や担保に条件がついていることが多いところです。

上限金利がすぐ隣にあるのは住宅ローン(年2.0%)と学資ローン(年4.0%)です。迷ったときはこの2つと並べると差が見えます。

住宅ローンの借換えを決める前に確認すること

あとから「聞いていない」となりやすい点を4つ並べました。上から順に確認してください。

確認すること 見るポイント
総額でいくら払うか 上限金利は年2.0%です。毎月の返済額ではなく、返済総額で比べてください。
相談先を知っておく 返済が苦しくなったときの相談先は、法テラス(収入条件を満たせば無料)と消費生活センター(188)です。
注意点 事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。
関係する制度 特定の制度による制限はありませんが、各社の基準は別にあります。

住宅ローンの借換えで気をつけたいところと、その避け方

注意点を読み飛ばす

事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。

避け方:契約書面で該当する条項を確認してください。あとから変更できないことがあります。

毎月の負担だけを見る

事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。期間が延びれば、金利が下がっても総額は増えることがあります。

避け方:「いまの返済総額」と「まとめたあとの返済総額」を並べて比べてください。

相談先を知らないまま抱え込む

返済が苦しくなってから調べ始めると、その間にも延滞が進みます。督促が始まってからでは選べる手段が減ります。

避け方:法テラス(収入条件を満たせば無料相談)と消費生活センター(188)を先に控えておいてください。

住宅ローンの借換えのページで使っている用語

用語 意味
総量規制 貸金業者からの借入を年収の3分の1までに制限する仕組み。銀行のローンや住宅ローン・自動車ローンは対象外。
繰上返済 約定返済とは別に元金を前倒しで返すこと。利息の総額を減らせる。
法テラス 国が設立した法的トラブルの相談窓口。収入条件を満たせば無料相談と費用の立替が使える。
信用情報 個人の借入と返済の記録。CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センターが管理し、審査で照会される。

「まとめる」の5項目を1枚の表で見る

住宅ローンの借換えを含むまとめるの全5項目を、金利・費用・審査・関係する制度・向く場合で並べました。金利の小さい順です。横並びにすると、住宅ローンの借換えがどのあたりに位置するのかが一目で分かります。

金利・費用 審査 関係する制度 向く場合
リボ残高の一括返済 割賦販売法 返済が続けられなくなった場合
住宅ローンの借換え 年0.3〜2.0% 審査あり 条件を比べて選びたい場合
奨学金の借換え 年1.0〜4.0% 審査あり 条件を比べて選びたい場合
おまとめローン 年3.0〜15.0% 審査あり 総量規制の例外 条件を比べて選びたい場合
借換えローン 年1.5〜15.0% 審査あり 条件を比べて選びたい場合

この表の読み方は2つあります。ひとつは縦に見ること。同じ列で上下を比べると、その項目がどれだけ振れるのかが分かります。もうひとつは横に見ること。住宅ローンの借換えの行だけを追うと、ある項目では上位でも別の項目では下位、という組み合わせが見えます。ひとつの数字だけで決めると、この組み合わせを見落とします。

数字で見た住宅ローンの借換えの位置

金利が分かっている29項目を並べて、住宅ローンの借換えがどこにあるのかを細かく出しました。順位だけでは「どれくらい離れているのか」が分かりません。散らばりまで見ると、その差が大きいのか小さいのかが判断できます。

見るもの 意味
住宅ローンの借換えの金利 年2.0% 比べる基準になる数字
全体の平均 年78.2% 極端な値に引っ張られる
全体の中央値 年15.0% 実感に近いのはこちら
下から4分の1 年8.0% これ以下なら軽い部類
上から4分の1 年18.0% これ以上なら重い部類
上位1割の入口 年20.0% ここから先は例外的
散らばり(標準偏差) 年330.6% 平均からどれだけ離れるのが普通か

住宅ローンの借換えは下から3番目(全体の3%)です。平均との差は年76.2%で、散らばり1つ分を下回っています(-0.23)。全体の真ん中あたりで、標準的な水準です。

平均と中央値の差にも意味があります。ここでは平均年78.2%に対して中央値年15.0%で、平均のほうが高く出ています。一部の大きな値に引っ張られているので、平均を目安にすると実際より高く見積もることになります。

住宅ローンの借換えと水準が近い項目

分類をまたいで、金利が住宅ローンの借換え(年0.3〜2.0%)に近い項目を集めました。同じ分類のなかで比べるだけでは、その水準が全体のどのあたりなのかが見えません。違う分類の同じ水準を並べると、感覚がつかめます。

項目 分類 金利 特徴
住宅ローン 借りる 年0.3〜2.0% 住宅の購入・建築に使うローン。
生活福祉資金貸付 返済が苦しい 年0.0〜1.5% 低所得世帯や高齢者世帯を対象にした公的な貸付。無利子または低利で借りられる。
学資ローン 借りる 年1.0〜4.0% 教育資金に使うローン。国の教育ローンもある。
奨学金の借換え まとめる 年1.0〜4.0% 日本学生支援機構などの奨学金を、銀行や労働金庫のローンに借り換える。
教育ローン 借りる 年2.0〜4.5% 入学金や授業料に使う目的別ローン。国(日本政策金融公庫)と民間の2系統がある。
マイカーローン 借りる 年1.0〜8.0% 自動車の購入資金に使うローン。

同じ水準でも、分類が違えば中身は別物です。住宅ローンと住宅ローンの借換えは数字の上では近くても、借りるとまとめるでは前提が違います。数字が近いことは「置き換えられる」という意味ではありません。何を得るためにその数字を払うのかで判断してください。

住宅ローンの借換えより軽いもの・重いもの

住宅ローンの借換えを真ん中に置いて、金利が前後にある項目を並べました。いまの候補が重すぎると感じたら左の表へ、物足りなければ右の表へ移る、という探し方ができます。

住宅ローンの借換えより軽い2項目

項目 分類 金利 住宅ローンの借換えとの差
住宅ローン 借りる 年0.3〜2.0% 同じ
生活福祉資金貸付 返済が苦しい 年0.0〜1.5% −0.5ポイント

住宅ローンの借換えより重い5項目

項目 分類 金利 住宅ローンの借換えとの差
学資ローン 借りる 年1.0〜4.0% +2.0ポイント
奨学金の借換え まとめる 年1.0〜4.0% +2.0ポイント
教育ローン 借りる 年2.0〜4.5% +2.5ポイント
マイカーローン 借りる 年1.0〜8.0% +6.0ポイント
契約者貸付 借りる 年2.0〜8.0% +6.0ポイント

ひとつ隣に動かすと、金利は下側で同じ、上側で+2.0ポイント動きます。段階的に見ると、いまの選択がどれだけ思い切ったものなのかが分かります。

分類ごとの水準と、まとめるの位置

このサイトで扱っている6分類を、金利の中央値で並べました。住宅ローンの借換えが属するまとめるは6番目です。まずどの分類を見るべきかを決めると、そのあとの比較が短くて済みます。

分類 項目数 いちばん低い 中央 いちばん高い
返済が苦しい 2 年1.5% 年1825.0% 年1825.0%
返済 1 年20.0% 年20.0% 年20.0%
支払い方法 3 年15.0% 年18.0% 年18.0%
カード 2 年15.0% 年18.0% 年18.0%
借りる 17 年2.0% 年15.0% 年109.5%
まとめる 4 年2.0% 年15.0% 年15.0%

分類ごとに水準が違うのは、借りるのか、まとめるのか、支払い方を選ぶのか、返せなくなったあとの手続きなのかで、そもそも性質が違うためです。分類をまたいで数字だけを比べても意味がありません。同じ分類のなかで比べたうえで、分類そのものを選び直せるかどうかを考えてください。

住宅ローンの借換えのデータを一項目ずつ読む

ページの先頭に出している基本情報を、一項目ずつ何を意味するのかまで書き下しました。表だけを見て分かった気になると、判断の材料を取り違えます。

金利:年0.3〜2.0%

表示は幅です。実際に何%になるかは審査結果で決まります。初回の契約では上限に近い金利が適用されることが多いので、上限の年2.0%で計算して、それでも返せるかで判断してください。

審査:審査あり

信用情報の照会があります。短期間に複数へ申し込むと、申込の記録が6ヶ月残り、かえって通りにくくなります。1社ずつ結果を見てから進めてください。

関係する制度:—

制度の詳細は所管の官庁や各社の案内で確認してください。

向いている場合:条件を比べて選びたい場合

当てはまらないのに選ぶと、条件の悪いほうを選んだことになります。

注意点:事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。

ここが実際にいちばん問題になる部分です。契約書面で該当する条項を確認してください。

「まとめる」のほかの項目を短く見る

住宅ローンの借換えと同じまとめるにある項目を、金利の順にひとつずつ。住宅ローンの借換えが合わないと感じたときに、次にどれを見ればよいかの当たりがつきます。

リボ残高の一括返済(—)

リボ払いの残高をまとめて返し、手数料の発生を止める。カード会社の窓口かアプリから手続きする。向いているのは返済が続けられなくなった場合という場合です。

住宅ローンの借換えとの差:金利で−200。一括で返す原資がないまま新たに借りて返すと、借入先が増えるだけです。総額が減るかを先に計算してください。

奨学金の借換え(年1.0〜4.0%)

日本学生支援機構などの奨学金を、銀行や労働金庫のローンに借り換える。返済先を一本化できる。向いているのは条件を比べて選びたい場合という場合です。

住宅ローンの借換えとの差:金利で+2.0ポイント。返還期限の猶予や減額返還といった奨学金側の制度は使えなくなります。借り換える前に、いま使える制度がないかを確認してください。

おまとめローン(年3.0〜15.0%)

複数の借入を一本化する商品。向いているのは条件を比べて選びたい場合という場合です。

住宅ローンの借換えとの差:金利で+13.0ポイント。返済総額が減るとは限らない。期間が延びると利息は増える。

借換えローン(年1.5〜15.0%)

いまより低い金利のローンに乗り換える。向いているのは条件を比べて選びたい場合という場合です。

住宅ローンの借換えとの差:金利で+13.0ポイント。手数料を含めて総額で比べる必要がある。

住宅ローンの借換えの数字の出どころと、確かめ方

このページに出している数字は、79項目を8分類に整理したデータベースから引いています。住宅ローンの借換えだけを個別に調べて書いたものではなく、全79項目を同じ項目立てで揃えたうえで、そのなかの1件として出しています。だから順位も平均も、その場で計算した値になります。

この記事の数字 性質 確かめ方
住宅ローンの借換えの金利 公表値や一般に知られている水準の目安 各社の公式サイトと契約書面で、適用される条件を確認できます
順位・中央値・四分位 このサイトのデータベース内での計算値 同じ分類のページを開くと、同じ母集団で計算した数字が出ます
比較表の他の項目 同じ形式で揃えた同一データベースの値 各項目の個別ページで、より詳しい内訳を確認できます
制度・要件の説明 公表されている制度の内容を整理したもの 法令の要件は金融庁・日本貸金業協会の公表内容が一次情報です

数字を扱うときに気をつけているのは3点です。①幅で示すこと。ひとつの値に丸めると、条件によって動く部分が見えなくなります。②平均と中央値を分けて出すこと。極端な値があるときは、平均だけを見ると実態からずれます。③単位と母集団をそろえること。単位の違うものを混ぜて順位をつけても意味がありません。

それでも、ここに書いてあるのは判断の材料であって、結論ではありません。実際の条件は時期と相手によって変わります。決める前に、必ず一次情報にあたってください。

住宅ローンの借換えにするかどうかの分かれ目

ここまでの数字を踏まえて、判断が分かれる点を3つに絞りました。どれかひとつでも「いいえ」なら、いったん止まって別の選択肢を見たほうが早いところです。

返す原資と時期がはっきりしているか

上限金利は年2.0%です。短期で返せば利息は小さく収まりますが、期間が延びるほど総額は増えます。

「いいえ」なら:返済の目処が立たないなら、借りるのではなく相談する場面です。法テラス(収入条件を満たせば無料相談)と消費生活センター(188)が窓口です。

毎月ではなく総額で比べたか

毎月の返済額が小さいほど、返済期間は長く、支払う利息の総額は大きくなります。毎月の負担だけで選ぶと、支払う総額は増えます。

「いいえ」なら:各社のシミュレーションで返済総額と返済回数を出して、比べ直してください。同じ条件を入れて並べるのが確実です。

上限の条件で計算したか

表示は年0.3〜2.0%という幅です。初回の契約では上限に近い条件が適用されることが多いところです。

「いいえ」なら:上限で計算して返せないなら、借入額を下げるか、別の手段を検討してください。下限で計算した見通しは、たいてい外れます。

住宅ローンの借換えについて、さらに調べられていること

上で取り上げなかった質問のうち、検索されている数が多いものを5件足しました。

住宅ローンの借換えとおまとめローンはどう違いますか?

同じ「まとめる」に分類される2つを並べます。

住宅ローンの借換え おまとめローン
金利 年0.3〜2.0% 年3.0〜15.0%
審査 審査あり 審査あり
関係する制度 総量規制の例外
特徴 残高の大きい住宅ローンを別の金融機関に移して金利を下げる。残高と残期間が大きいほど効果が出る。 複数の借入を一本化する商品。
注意点 事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。 返済総額が減るとは限らない。期間が延びると利息は増える。

条件を比べて選びたい場合という場合は住宅ローンの借換え、そうでなければおまとめローンという分け方になります。

住宅ローンの借換えについて正しい情報はどこで確認できますか?

広告ではなく、一次情報にあたってください。住宅ローンの借換えに関係するのは次の窓口です。

確認したいこと 公的な窓口
法令・制度(総量規制、上限金利) 金融庁、日本貸金業協会
自分の借入と返済の記録 CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター(本人開示)
契約や取り立てのトラブル 消費生活センター(188)
返済が続けられないとき 法テラス(収入条件を満たせば無料相談)

各社の条件は公式サイトと契約書面が一次情報です。比較サイトの表示は更新が遅れることがあるため、申し込む前に必ず公式で確認してください。

住宅ローンの借換えで失敗しないための順番を教えてください。

先にやるべきことを飛ばすと、あとで取り返しがつかなくなります。順番は次のとおりです。

すること 飛ばすとどうなるか
1 いくら必要で、いつまでに返せるかを数字にする 必要以上に借りて、返済期間が延びる
2 自分の信用情報を開示して確認する 通らない申込を重ね、記録だけが残る
3 上限の条件で返済総額を試算する 下限で計算していて、実際の負担に驚く
4 契約書面で遅延損害金と繰上返済の条件を読む 遅れたときの負担を知らないまま契約する

事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。

住宅ローンの借換えを使えば返済は楽になりますか?

毎月の負担は軽くなることが多いいっぽう、返済総額が減るとは限りません。事務手数料・保証料・登記費用で数十万円かかることがあります。金利差が小さい、または残期間が短いと元が取れません。

変わること 効果
金利が下がる 総額が減る。住宅ローンの借換えの金利は年0.3〜2.0%です。いまの金利と比べてください
返済期間が延びる 毎月は軽くなるが、利息の総額は増える
返済先が1本になる 入金忘れが減る。管理はしやすくなる
手数料がかかる 事務手数料・保証料が上乗せされることがある

判断は「いまの返済総額」と「まとめたあとの返済総額」を並べて行ってください。各社のシミュレーションで試算できます。

住宅ローンの借換えの審査は厳しいですか?

住宅ローンの借換えは審査ありです。すでに複数の借入があることが前提の商品なので、借入件数の多さそのものは不利になりにくいという性質があります。

見られるのは、①現在の返済に延滞がないか、②年収に対して返済額が過大でないか、③勤続年数と雇用の安定性、の3点です。延滞中の状態では通りにくいため、まとめるなら延滞する前に動くほうが選択肢が多く残ります。

住宅ローンの借換えまわりの言葉を、もう少し細かく

本文に出てくる言葉のうち、意味を取り違えると判断そのものが変わるものを選んで、定義だけでなく「なぜそれが問題になるのか」まで書きました。

信用情報

個人の借入と返済の記録。CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センターが管理し、審査で照会される。

記録は5年程度残ります。消えたと思い込んで申し込むと、記録が増えるだけです。

債務整理

返済が難しくなったときに法的な手続きで負担を減らすこと。任意整理・個人再生・自己破産がある。

お金を借りることに関わる言葉は、法律上の定義と日常の使い方がずれていることがあります。契約書面の言葉で確認してください。

繰上返済

約定返済とは別に元金を前倒しで返すこと。利息の総額を減らせる。

お金を借りることに関わる言葉は、法律上の定義と日常の使い方がずれていることがあります。契約書面の言葉で確認してください。

おまとめローン

複数の借入を1本にまとめるローン。金利が下がれば総額は減るが、期間が延びると増えることもある。

お金を借りることに関わる言葉は、法律上の定義と日常の使い方がずれていることがあります。契約書面の言葉で確認してください。

※ 金利・手数料・審査基準は各社および時期によって異なります。実際の条件は必ず各社の公式サイトおよび契約書面でご確認ください。本サイトは一般的な情報を整理したものであり、特定の商品を推奨するものではありません。借入は返済計画を立てたうえでご検討ください。返済が困難な場合は、早めに法テラスや消費生活センターにご相談ください。